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アミノ酸で健康で美しいカラダに 「グルタミン酸」

グルタミン酸、どこかで聞いたことがある言葉ですね。

そうです、食品の旨味成分として、テレビなどでよく聞きます。

このグルタミン酸、ただ美味しいだけでなく、身体にもいいんです。

特にミドル世代にはうれしい効果がいっぱいなんです。

今回はこのグルタミン酸について勉強したいと思います。

 

 

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グルタミン酸とは

グルタミン酸の効果

グルタミン酸を多く含む食品

まとめ

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グルタミン酸とは

グルタミン酸とは、アミノ酸の一種で、身体の中で生成できる非必須アミノ酸になります。

グルタミン酸の歴史は古く、1866年にドイツで発見されました。

そして1908年、東京帝国大学(現東大)の教授である池田菊苗が「グルタミン酸はうま味成分である」ことを発見したのです。

その後研究が進められ、鈴木三郎助(味の素創業者)がグルタミン酸ナトリウムの商品化に取り組み、世界初の化学調味料「味の素」が誕生しました。

そして今ではこのうま味成分が世界中でも認識され、英語で「umami」と言えば伝わるレベルです。

またグルタミン酸は、たんぱく質内のアミノ酸の中で、最も割合の多いアミノ酸になります。

動物性たんぱく質で10〜22%、植物性たんぱく質では約40%の割合を占めています。

 

グルタミン酸の効果

さて、グルタミン酸にはどのような効果があるのでしょうか。

アンモニアの解毒作用

グルタミン酸は、脳の機能にダメージを与えるアンモニアを取り込んでグルタミンに変換することで、アンモニアを無毒化します。

アンモニアが増えすぎると、疲労の蓄積や組織の老化、免疫の低下などを引き起こしますので、それらを防いでくれる役割を担っています。

 

脳の活性化

グルタミン酸は、興奮系神経伝達物質となり、脳の機能を活性化させます。

脳に存在するアミノ酸の中では、最も多い割合です。

グルタミン酸が脳を活性化させることで、学習能力や記憶力、集中力が向上します。

 

美肌効果

グルタミン酸は美肌にも効果を発揮します。

角質層の水分を保持してくれます。

角質層には天然保水成分が存在しており、そのうち約40%がグルタミン酸をはじめとするアミノ酸なのです。

また別の研究では、肌荒れが多い人の角質層を調べたところ、アミノ酸が不足していたというデータもありますので、肌の保湿においてアミノ酸が重要な役割を果たしていることにも注目しておかなければなりません。

 

血圧を下げる効果

グルタミン酸には血圧を下げる効果もあります。

 体内のグルタミン酸の量が5%ほど上昇すると、血圧が低下したというデータがあります。

これはまだ仮説の段階ですが、いろんなアミノ酸を投与して調べた結果、グルタミン酸と血圧低下には関連性があるらしいというものです。

また、いろんな国のグルタミン酸の摂取量と血圧の関係を調べたところ、グルタミン酸の摂取量が多い国は、血圧も全体的に低かったという研究もあります。

 

単なるうま味成分というだけでなくて、さまざまな効果があるんですね。

 

 

グルタミン酸を多く含む食品

さて、どのような食品にグルタミン酸は多く含まれているのでしょうか。


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これを見てみると、かつお節が一番多いですが、かつお節を100gは食べれませんね。

でも、高野豆腐やスパゲッティ、またピーナッツなどの豆類は食べれそうです。

そしてうま味成分の代名詞でもある昆布ですが、意外に低かったですね。

昆布は種類によって含有量が違うのですが、昆布の中では真昆布が一番含有量が高かったんです。

それでもかつお節に比べると、差が大きいですね。

ということで、何にでもかつお節をかけて食べるか、高野豆腐を食べるか、みたいなところでしょうか

 

まとめ

さあ、グルタミン酸について勉強しました。

 

まずグルタミン酸アミノ酸の一種で、うま味成分であることがわかりました。

 

そしてグルタミン酸には

  • アンモニアの解毒効果
  • 脳の活性化
  • 美肌効果
  • 血圧を下げる効果

などの効果があることもわかりましたね。

 

さらに高野豆腐やかつお節に多く含まれていることも知りました。

 

さあ、明日から高野豆腐ですね。

高野豆腐はリジンプロリンのところでも登場しました。

まあ言ってみれば、アミノ酸の宝庫ってことですかね。

しかも太らない、ミドル世代にはうれしい食品ですね。

それではまた。