アミノ酸で健康で美しいカラダに 「リジン」
身体に必要なアミノ酸。
たんぱく質を構成する成分ですが、その中に「リジン」というものがあります。
あまり耳にしたことがないという方も多いでしょう。
このリジンには、ミドル世代にはうれしい効果が盛りだくさんなのです。
今回は、このリジンについて勉強していきたいと思います。
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リジンとは
リジンの効果
リジンを含む食品
まとめ
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リジンとは
リジンは、人間の体内では生成できない必須アミノ酸の一つです。
「リシン」と表記されている場合もあります。
このリジン、主に肉や魚などの動物性たんぱく質に含まれています。
体内では、抗体やホルモン、酵素などを作る役割を担っています。
また脂肪の燃焼に必要なカルニチンの原料にもなります。
これは体内で生成できないので、食品から摂取する必要があります。
ただ他の栄養素と同じで、これだけを摂取するということはできません。
それに穀物類ではリジンの割合が低く、最も不足しやすいアミノ酸とも言われています。
リジンの効果
さて、リジンにはどのような効果があるのでしょうか。
疲労回復効果、集中力を高める
リジンにはたんぱく質の吸収を助け、体の細胞や組織を修復する働きがあり、これが疲労回復につながります。
またブドウ糖の代謝を良くして疲れを取り、集中力を高める働きがあります。
肝機能を高める
アルコールの摂取などによって弱った肝臓の機能を高める効果があります。
弱ったままの肝臓だと、中性脂肪などの脂肪酸を分解できません。
なので、リジンが不足すると血中のコレステロールや中性脂肪の値が上昇すると言われています。
また肝機能が高まるとホルモンが産出され、受精率が上がると言われています。
免疫力を高める
リジンを原料として体内で作られたたんぱく質は、細菌やウイルスの侵入を防ぐ効果があります。
特に口内炎やヘルペスに効果があるとされ、最近ではヘルペス改善の治療薬にもリジンが入ったものがあります。
ダイエット効果
脂肪燃焼に必要なカルニチンの合成原料なので、ダイエット効果があります。
またブドウ糖の代謝を促進する点も、ダイエット効果の一つです。
育毛効果
リジンは男性の脱毛症に有効であるとされています。
これはイギリスの医薬品メーカーが、様々なタイプの薄毛にリジンが有効であることを証明し、アメリカで特許を取得しています。
髪の元となるケラチンを作る亜鉛と同時に摂取すれば、さらなる効果が期待できます。
リジンを含む食品
リジンは動物性たんぱく質に多く含まれています。
一覧表でご覧ください。
可食部100gあたり 単位mg
肉類が高いですね。
特に筋トレマニアの方が好むようなささみとか鶏のムネ身あたりが高いです。
そう考えると、ここには載っていませんが卵白も高いような気がします。
また高野豆腐は高いですね。
プロリンのところでも上位に入っていましたが、これはダイエットの切り札かも知れませんね。
リジンの1日の摂取目安量は1500mgです。
肉類を1食分食べれば満たせそうですが、ダイエットなどで肉類を敬遠していると、逆に不足することになりますね。
ダイエット中でも1日1食は肉料理が必要ということになります。
まとめ
さあ、リジンについて勉強しました。
まず、体内で生成されない必須アミノ酸で、経口摂取する必要があることがわかりました。
そして
- 疲労回復効果
- 集中力を高める効果
- 肝機能を高める効果
- 免疫力を高める効果
- ダイエット効果
- 育毛効果
などの効果があることもわかりましたね。
またリジンは
- 鶏のささみ
- 鶏のムネ身
- 高野豆腐
などに大量に含まれていることもわかりました。
さらに1日1500mg摂取する必要があることもわかりましたね。
さあ、ムネ身に高野豆腐、豚ロースですね。
また、髪はモフモフになってそうですね。笑
てか、髪がモフモフになるほど食べるなら、私自身がデブってるかな…笑
それではまた。