1日12mg アスタキサンチンって何?
アスタキサンチン、まだ耳慣れない単語だと思います。
食物の栄養素の一つなんですが、身近でわかりやすいところで言えば鮭に入ってます。
それで、このアスタキサンチンがすごいんです。
このアスタキサンチンについて勉強したいと思います。
/////メニュー/////
アスタキサンチンとは
アスタキサンチンの効果
美肌効果
まとめ
アスタキサンチンとは
これは天然の色素の一つで、カロテノイドの一種です。
カロテノイドにはβカロテンやリコピンなどがありますが、その中の一種です。
色素なので、鮭で言えばあの赤い身がアスタキサンチンです。
鮭は生まれた時の身の色は白なんです。
でもオキアミを食べることによって、身が赤くなります。
要するにアスタキサンチンを貯めこんでいるのです。
なぜ鮭はそんなにアスタキサンチンが必要なのでしょうか?
それは、鮭は産卵のために川を上ります。
これには相当なストレスがかかります。
また、筋肉疲労もかなりのものと思われます。
これらの軽減のため、回復のために必要なのです。
さらに鮭は浅瀬で産卵をしますが、その卵が紫外線によるダメージを受けないためにも、このアスタキサンチンが必要になってきます。
この場合は親から卵に受け継がれたアスタキサンチンが利用されます。
アスタキサンチンが多く含まれる食材としては、鮭、いくら、真鯛、金目鯛、キンキ、エビ、カニなどがあります。
赤い部分がアスタキサンチンなので、金目鯛などは表皮に含まれていると考えていいでしょう。
今の話に出てきたオキアミですが、オキアミの場合はほぼ全身に高濃度のアスタキサンチンを含んでいます。
最も摂取しやすいとなれば鮭でしょうか。
そして桜エビ、カニだったら毛ガニあたりですね。
オキアミのふりかけを自作すれば最高かも、ですね。
アスタキサンチンの効果
さて、アスタキサンチンにはどのような効果があるのでしょうか。
抗酸化作用
カロテノイドの一種なので、抗酸化作用があります。
この抗酸化作用がすごいんです。
ビタミンCの6000倍、βカロテンの5倍、そしてリコピンと比べても1.6倍もあるんです。
これだけの抗酸化作用があるので
- 美肌効果
- 生活習慣病の改善・予防
- 肥満の予防
- 目の健康維持
などの効果があります。
疲労回復
疲労回復にも効果があります。
アスタキサンチンが体内にあると、運動エネルギーとして脂質が優先的に使われます。
そうすると、筋肉を動かすのに必要なグリコーゲンは温存されるので、長時間の運動にも耐えることができます。
また脳内のグリコーゲンも温存しますので、精神的な疲労にも効きますね。
アスタキサンチンがすごいのはこれだけではありません。
目や脳の近くの血管は、不要な物を通しません。
なので、ビタミンCやE、βカロテン等も通ることができません。
しかし、アスタキサンチンだけは通れるのです。
つまり目や脳に直接抗酸化作用をもたらせる物質なのです。
ダイエット効果
アスタキサンチン+運動でダイエット効果があります。
疲労回復のところでもちょっと触れましたが、脂質をエネルギーとして優先的に使うので、ダイエット効果があるというわけです。
要するに脂質を先に使うので、アスタキサンチンがあるのとないのでは脂肪の燃焼効率が違うのです。
見た目で痩せたかどうかは別にして、体脂肪率は下がっていきます。
あくまで運動をした場合の話です。
アスタキサンチンを摂取しただけでは脂肪は燃焼しませんので、そこは誤解がないようお願いします。
美肌効果
抗酸化作用があるので、紫外線から肌を守ってくれます。
特に化粧品などで表皮にアスタキサンチンを塗っておけば、表皮で活性酸素を除去できるので、シワやシミ対策に効果的です。
また経口摂取でも保湿効果などがあります。
毎日鮭を食べ続け、1か月も経てば、かなりの保湿効果が出てきます。
1か月でもかなりプルップルになるのではないでしょうか。
これは1日2mgの摂取で1か月ですね。
いろんな実験によると、経口摂取で1日に6mg、12mg、24mg、30mgといろんなパターンでやられてますが、特に健康的な異常は認められなかったということで、特に上限というのはないみたいです。
ただ、これを鮭の切り身に換算すると、12mgは鮭の切り身12切分に相当します。
さすがにこんなには食べれませんね。
せいぜい2切くらいがいいとこです。
やはり2mgですね。
この他にも美肌効果としては、他のカロテノイドと同じくコラーゲンを守る効果もあります。
最近はアスタキサンチンを含んだ化粧品がたくさんあります。
美肌効果を狙うなら、それらの化粧品のほうが効果が早いかと思います。
|
|
上の2点はレビューも好評でした。
まとめ
さて今回はアスタキサンチンについて勉強しました。
アスタキサンチンはカロテノイドの一種で
- 鮭
- エビ
- カニ
- 金目鯛
などに含まれていることがわかりました。
そして抗酸化作用はビタミンCの6000倍、リコピンの1.6倍あることもわかりました。
また、この抗酸化作用は目や脳に直接効くことも知りましたね。
さらに美肌効果ですが、経口摂取でも直接皮膚に塗っても効果があることもわかりました。
さあ、あとは食べるだけですね。
こうなったら、回転すしでは鮭オンリーでいきます。
切り身にして12切分ですから、40~50皿くらい食べればいいんですかね。
よーし、食うぞ!笑
それではまた。